21世紀の戦争はAI戦争
19世紀のダイナマイト、20世紀の核兵器を超える軍事革命がAIの進歩によって起こります。21世紀の戦争のゲームチェンジャーはAIです。AIを利用して作られた映像によるフェイクニュースや、AIにデマ情報を作らせてSNSを利用して大量に発信するなど、簡単にできるようになりました。
なかでもドローンは安価なため、途上国でも簡単に採用することができます。ナゴルノ・カラバフ戦争ではアゼルバイジャン人とアルメニア人が、自分たちこそが古代からの先住の地であるとソ連時代から争ってきました。2020年に起こった戦争ではAI兵器のドローンが使われ、アゼルバイジャンはアルメニア人の兵器や兵士をピンポイントで攻撃し、多数の破壊、殺害をすることができました。このAI搭載ドローンを開発したのはトルコで、この成果を見た多数の国から引き合いが来ています。
今回のウクライナ戦争でもトルコ製のAI搭載ドローンが使われています。そのためロシア軍は苦戦しています。自爆攻撃を仕掛けるAIドローンは通称KAMIKAZE(神風)ドローンと呼ばれています。旧帝国海軍が零式戦闘機を改修して行った神風特攻隊に因んで命名されています。AIが攻撃目標を自ら探して、指示されたとおりに自爆攻撃を仕掛けます。遠隔操作は必要ありません。画像認識機能、顔認識機能のある神風ドローンであれば戦車などの兵器や特定の人物を自爆攻撃できます。
プーチン・ゼレンスキー・バイデンともに協力し合ってヨーロッパ大戦へと誘導
SWIFTからロシアを排除で国際的なドル建ての資金決済ができなくなったロシアは、ルーブルで支払わないと売ってやらないと言い出しました。それに対し欧米は契約違反だと騒いでいますが、どうなるのでしょうか。日本の岸田首相も同調してルーブル払いを拒否しましたが、日本の天然ガスの10%はロシアからです。
プーチン、ゼレンスキー、バイデンともにクラウス・シュワブのWEF(世界経済フォーラム)の一員(プーチンは今回のウクライナ侵攻の直前に削除)です。ヨーロッパは現在もロシアからウクライナとグルジア経由で天然ガスを買っています。2004年のオレンジ革命以来、ロシアとウクライナ間では天然ガス供給停止の紛争が何度も繰り返し起こっています。しかし今回は起こっていません。
ウクライナは依然としてロシアから天然ガスを買っているだろうし、国内を通るパイプラインの対価をロシアから受け取っているはずです。
プーチンはWEFのメンバーとして使命感を持って行っているのでしょうが、一人悪役を演じて、自分のもとをは離れていく側近も出るなかで、内心かなり辛いのではないでしょうか。
最後にこの[NHKスペシャル5min. AIと戦争の危険な合体 忍び寄る新たな戦争の脅威](YouTube)を見れば神風ドローンから、AIが作った画像によるフェイクニュースによる情報戦まで、理解しやすいでしょう。