カナダはG7で初めて大麻を合法化しました。
http://www.bbc.com/japanese/44543666 (BBCニュース)
同じイギリス連邦のニュージーランドの国会では激しい議論が行われた結果73対47で否決されています。
カナダでは今年の10月には嗜好用大麻(マリファナ)の使用も制限付きではありますが解禁されます。アメリカ合衆国のコロラド州から始まったマリファナ解禁の流れは世界に広がっています。来年にはWHOでも健康上有用性が高いとお墨付きを出すのではないかと言われています。
ここで気になるのが我が国日本国ではどうなるのかということですが、世界の中でも稀な大麻の部分利用が合法化されている国である「日本ではこれ以上大麻草の利用を拡大する必要はない。」というのが私の考えです。我が国では縄文の頃(1万年以上前)から大麻が衣服や縄として利用されてきています。現在では化学繊維に押され麻の衣服は使用されなくなっていますが、縄や七味唐辛子の中の一味として愛用され続けています。
我が国では大麻取締法によりテトラヒドロカンナビノイド(THC)を多く含む花穂の利用は禁止されています。THCには精神作用があり多幸感が得られます。このTHCまで解禁することによって、若者がマリファナの多幸感で現実逃避することによる社会に対する変革心が失われることを危惧します。学生時代、安保闘争を戦ったものとしての嗜好用大麻解禁反対の意見です。
以下の動画はTHCを発見したイスラエル大学の教授であるメシューラム博士のカンナビノイド研究活動とその生涯を紹介する日本臨床カンナビノイド学会で制作したドキュメンタリーです。アーサークラブの会員の皆さんは是非ご覧ください。