重症化が少なくなっても死亡者は最多となる
オミクロン株は従来のアルファ株やデルタ株とは異なり、肺で増殖する以前の段階の喉や気管支で多く増殖するため、喉の異常や気管支炎による咳で終わることが多く、季節性インフルエンザ並みになったと言われることも出てきましたが、実はまったく異なります。コロナウイルスは、殺人を行うための手段、すなわちその方法を変えたということです。そのため、安心しきった人々、特に若者をターゲットにして殺すことができるようにウイルスが進化しているのです。
オミクロン株は感染経路が変わった
オミクロン株は従来株とは異なった新たな感染方法を持つように進化しています。従来株は細胞内に入り込むのにACE2レセプターに結合し,細胞表面にあるプロテアーゼTMPRSS2を介して融合を行います。ところがオミクロン株は、細胞の表面にもあるイオンチャンネルのポリアニリン受容体を介して侵入します。
オミクロン株はゲームチェンジャー
これは細胞表面のどこからでも侵入できるに等しいことで、まさにオミクロン株はゲームチェンジャーです。
分かりやすく表現すると、偽造した合鍵で正面玄関や裏口からぞろぞろと入ってきて、あらゆる部屋を破壊して回るものと、まっしぐらに寝室へ行き家主を殺害するものがいる新型コロナウイルス従来型に対して、オミクロン株は、合鍵を持っているだけでなく、家のあらゆる窓をこじ開けて一斉に入り込み各部屋を破壊していき、最後に家主を殺害するという流れです。
オミクロン株発生の原因は繰り返すワクチンの接種にある
新型コロナウイルスがこのようにACE2レセプター以外の感染方法を持つようになった原因はどこにあるのでしょうか。これは決して偶然ではありません。原因は多くの国民がコロナワクチンを接種したからです。コロナワクチンは、ウイルスがその表面にあるスパイク蛋白でACE2レセプターを介して細胞内に侵入することを防ぐように抗体を作らせることです。繰り返しワクチンを接種することによって、ウイルスがこのACE2レセプターを使えないようにされてしまったために、別の手段を編みだしたのです。これは人類にとって最悪の時代の幕開けとなるかもしれません。
最初のうちは肺炎にならないので重症化することもなく済んでいますが、感染すれば気管支に留まらず全身のあらゆる臓器にオミクロン株のウイルスが侵入してしまっていますので、時間差で様々な臓器障害が起こってきます。生命維持に必要な臓器が障害された場合には死に至ることになるでしょう。
オミクロン感染の先発国では徐々に死亡者が増え始めています。
最初にパンデミックがおこった南アフリカの例では遅れて死亡者が上昇していることが見て取れます。
感染者数は12月の17日にピークを打っています。
しかし1カ月以上たった現在も死亡者は増加し続けてします。
アメリカのニューヨークでも同様の状況です。
日本でも咳嗽程度の気管支炎かもしれませんが、数ヶ月後には死亡する可能性があります。ゲームチェンジャーとなったオミクロン株は全身のあらゆる臓器に速やかに感染していきますので、今後数か月、数年かけて様々な臓器に障害をもたらして、死亡させていくことになるでしょう。
感染者は症状が出る2日前からコロナウイルスを周囲に排菌していますので、3密、特にソーシャルデスタンスを徹底することが大切です。無症状でもオミクロン株は確実に体内に入っています。厳重な注意が必要です。