牛を食べるのを止めよう
先日GREEN PEACE から電話(営業・寄付の依頼?)があり30分以上話しました。ホームページを見てみると内閣総理大臣宛に「気候変動対策こそ、いま必要な防災。異常気象から私たちの暮らしを守ってください」と署名や寄付を求めています。
私はその方に、気候変動から私たちの暮らしを守るためには、鯨の保護のため立派なボートを買って日本の捕鯨船を攻撃するよりは、そのお金と精力をアメリカの牛肉を生産し輸出している業界を攻撃するために使うべきではないのですかと話しました。以下その抜粋です。
グリーンピース(以下グさん):最近の異常気象をどう思いますか。
私:地球温暖化を防ぐためには二酸化炭素の排出量を減らす必要があることと、前回の内容のような持論を展開。その後、グリーンピースさんのやっていることで、反捕鯨運動だけは賛成できない。
グさん:なぜ日本は鯨を捕るのか。
私:日本の伝統産業。日本人は縄文のころから鯨を食べてきた。自分の若いころは牛など食べたことなかったし、子供のころから肉と言えば豚か鯨だった。日本人は鯨のヒゲまで利用してきたが、アメリカ人は油をとるだけで、あとは捨ててきた。なぜアメリカやデンマーク、ノルウェーなど、捕鯨OKなのになぜ日本だけダメなのか。
グさん:日本は保護区で捕っているから。
私:保護区があるのは鯨だけではないでしょ。マグロだって保護区を設けて資源を守りながら捕っているのだから、鯨もマグロのように保護しながら捕ればいいのではないですか。
グさん:???
私:とにかく牛の肉は商業捕鯨を禁止しているように、大規模経営で海外輸出までしているところを禁止すべきでないのか。
グさん:話し合ってみます。
以上ですが、強力な反捕鯨国であるアメリカ・アルゼンチン・ブラジル・オーストラリアなどは肉を輸出産業としている国です。
アメリカは何のために日米修好通商条約を結ばせたのでしょうか。この治外法権を認め、関税自主権まで認めた不平等条約を解消するために日本は長い年月を要しました。それはこの条約を結ぶ前に締結した条約を見ればわかります。我が国はこの条約の数年前に締結させられた日米和親条約で函館と下田の2港を開港しますが、その条約では薪炭・食料・欠乏品の給与などが定められています。ここまでは高校の日本史で習いますので、思い出すかもしれませんが、この後は習いません。
アメリカは今でも大量の鯨を殺し続けている
それではなぜアメリカは遠く日本まで来て薪炭(当時の船の燃料)を要求したのでしょうか。考えたことがあるでしょうか。それは捕鯨のためでした。灯火に使う鯨の油をとるためです。より多くの鯨を捕るために次第に遠くまで航海しなければならず、帰りの燃料と食料を確保するために日本を脅迫して、無理やり条約を結ばせたわけです。
アメリカはこの当時も鯨の肉は食べていなかったので、油をとった残りは海に捨てていました。その当時からアメリカは大量の鯨を殺しています。そして現在もアメリカによって大量の鯨が殺されています。鯨を守りたいのならグリーンピースはアメリカこそ非難すべきです。時々海岸に大量の鯨が打ち上げられて死んでいるニュースがありますが、これはアメリカ軍の軍事訓練時に発せられる大音量のソナーによるものです。鯨の耳の鼓膜が破れ方向感覚を失ってしまったり、脳内出血まで起こしています。
カリフォルニア地裁は同年、ソナー音の危険性を訴えた環境活動家の主張を受け入れる判決を下したものの、演習の許可基準を再検討するよう求めるにとどめました。当の米海軍も2013年9月、ソナー音によって300頭以上の鯨やイルカが死に、重傷を負うものが1万頭以上、異常行動を起こす個体に至っては2000万頭に上ることを認めています。
肉を食べると寿命が縮む
肉を食べるということは不健康なことですので、なるべく食べないようにしましょう。以前にも話したように寿命が縮みます。肉を食べるのは月に2回程度がベストです。
鶏肉の人体に与える有害性を100%として、豚肉は140%、牛肉は820%、鯨肉は1%でした。この数値は日本で通常販売されている平均的な肉で比較しています。数値がマイナスになれば健康に有益です。
日本人の人体に与える有害性において、鯨肉は鶏肉の100分の1で、牛肉は鶏肉の8.2倍も有害であることを示しています。肉を食べたいときはなるべく鯨肉を食べましょう。