5次元の世界では4次元の世界でできなかったことが可能となる。
現在のこの世界は縦・横・高さの3次元空間に時間の次元を加えて、4次元の時空と呼ばれていますが、これからの説明では時間次元を除いた次元で解説していきます。1次元の世界は線だけの世界で、この世界で暮らす人々(居るとすれば)は2次元の世界である平面の世界を認識することはできません。イメージとしてろくろ首でホースの中を進んでいることを想像してみてください。左右上下の認識はできませんのでホースが曲がっていても分かりません。
この図はフットボールのグランドに横たわるホースですが、2次元の世界の人々にはホースの曲がっていることは認識できますが、自分の世界を通り過ぎたり、自分の世界を包み込んでいるものを理解できるでしょうか。
2次元の平面の世界で暮らしている人々は、自分たちの世界を球体が通り抜けたときはどのように認識するのでしょうか。平面しか知らないため、次第に大きくなる円と次第に小さくなる円としてしか認識できないことでしょう。
この図は下から上へ球体が平面を通り抜ける状態を表しています。
ここまででわかることは、自分の住んでいる次元及び下の次元は認識できるが、自分より高次の次元は認識できないということです。
そうすると、3次元の世界で暮らしている私たちには4次元は想像もできないはずです。しかし4次元空間は確実に存在しています。素粒子実験の結果から余剰次元が存在しないとすれば実験結果の説明がつかないからです。
一つ次元が上がればその次元ではできなかったことができるようになります。下の図のようにローマ字のdをbに変換するには平面上の2次元の世界では無理で、3次元を利用することで初めて可能となります。2次元の平面でdをpに変換することは可能ですが、bにすることはできません。しかし3次元空間を利用すれば、dを持ち上げてひっくり返せばbに変換することができます。
上の図のように3次元空間で鏡に映ったような左右反対の像に変換することは不可能ですが、一つ上の次元を使えば可能となります。もし、4次元空間を移動できるとすると、鏡の世界の自分になることも可能です。
高校の化学で習ったので、覚えている方もあると思いますが、鏡に映ったような左右反対の化学式構造を光学異性体(鏡像異性体)と言います。分子の構造式は同じでも鏡に映したように左右反対の構造になっています。そして全く異なる性質を持っています。
同じく一つ上の次元でできることの例ですが、1次元の世界で暮らしている人はホースの両端を塞げば閉じ込められます。2次元で暮らしている人は線で囲めば閉じ込めることができます。下の図はウサギで説明しています。3次元を利用すれば枠の外に移動させることができます。
3次元の空間で檻に入れられたウサギは、一つ上の次元である4次元を利用すれば脱出可能なはずです。このように4次元世界ではこの世界では不可能なことも可能となっています。
一つ高次の次元からは、低次の次元のすべてを把握することは可能ですので、4次元世界の人々にはこの3次元空間である、縦・横・高さと時間のすべてが見えているはずで、私たちが暮らしているこの空間と時間の過去、現在、そして未来も見えているはずです。
スマートフォンを使っている人は誰でもみな、クラウドと繋がっています。4次元空間をクラウドと考えれば、この3次元宇宙は4次元を介して人々も動植物も皆つながっています。したがって、4次元に一つ次元を加えた5次元オーリングを使えば多くのことを知ることが可能となります。
私たちの住んでいる世界の未来も、遠くに暮している人のことも、そしてこの世界の動植物のことも知ることができます。5次元オーリングセミナーを開催すると、1日のセミナーを通じて参加者の皆さんの多くは5次元オーリングができるようになっています。