ウクライナ戦争

フェイクニュース満載で第3次世界大戦へ導かれる世界=下=

ウクライナ戦争の現実を知ればフェイクニュースに惑わされない

フェイクニュースによる偏向した思考から逃れるために、次の映画を見ることをお勧めします。「バンデラス ウクライナの英雄」です。アメリカの仕掛けた2014年のユーロ・マイダン革命(トップ画像は革命時の写真)に始まる、ロシアのクリミア併合以来の内乱がいまだに続いていて、今回のロシアの侵攻へと繋がっています。2014年から8年間ドネツク州では内戦が続いている状態です。ちょうどこの映画のウクライナ政府軍と親ロシア分離独立派を、ロシア軍と親NATOウクライナ軍に、それぞれ置き替えた構図になっています。

映画では、ヴェセレ村の住人はウクライナ政府軍が住民を殺害しているというフェイクニュースを流すテレビを信じ、食料を与えてくれるロシアが住民を虐殺するはずがないと信じて疑いません。この映画のヴェセレ村の住人のように、現在のウクライナ住民は、食料や武器を与えてくれる欧米や日本が、実は自分たちを虐殺しているということに気づいていません。

ロシアがバンデラ主義のネオナチによる殺害からロシア系住民を救出するために人道回廊を作りましたが、ウクライナ政府軍はその道路に地雷を仕掛けてロシアへの避難を妨害しています。

ドネツクの住民の多くはロシア語です。主人公のアントンは若い時に村を出ていきますが、ウクライナ語を話すようになって任務のために村へ戻ってきます。この映画では、話す言語の問題、そして民族の問題にふれています。ロシアもベラルーシもウクライナも同じスラブ人という言葉もこの映画では出てきます。この3か国は陸続きで同じ民族です。

言葉が異なれば文化も異なる

日本が3つの国に分かれていてそれぞれ別の言葉を話すようなものです。私は津軽出身ですが、この映画の主人公のように若い頃に東京へ出て日本の標準語を覚えました。

標準語は明治時代に作られた人造語です。上京した当時、東京の下町では東京弁が話されていました。数年前に自宅へ来た工事業者と完全な津軽弁で話していたら、沖縄出身の妻には全く分からなかったようです。津軽弁は発音だけでなく単語も全く異なります。さらにフランス語のように音が鼻に抜け、リエゾンもあります。そして古語も使われています。高校時代に古文を習った時に驚いたのですが、文盲の私を育ててくれた祖母は古文に出てくる単語をその時代と同じ意味で使っていました。

若かった当時、東京の電車の中で友人と完全な津軽弁で話していたら「次の駅で降りなければなりません。私は言語学者で世界中の言語を聞いたことがあります。綺麗な言葉で非常に興味があります。どこの国の方か教えていただけませんか。」と言われたことがあります。私たちを外国人だと思ったようです。その位同じ国内でも言葉が異なります。当然文化も異なります。私の暮らす津軽を含む東北地方も西暦700年代には中央政府に繰り返し虐殺されてきました。中央権力に恭順しなかったからです。それは100年以上になります。長くなるので止めておきますが、ウクライナのドネツクも同じです。

ロシアを経済制裁するというのもフェイク

ロシアは実際には経済制裁されてはいません。ロシアからヨーロッパに天然ガスを輸送するパイプラインのノルドストリーム1は止められていません。止めたのは去年完成したばかりのノルドストリーム2です(毎日新聞)。従来通りノルドストリーム1を通じてロシアの天然ガスは相変わらず供給されている(REUTERS)ので、ヨーロッパではエネルギーの供給不安は起こっていません。

さらに決済は相変わらずSWIFTを通じて支払いが行われています。ロシアのSWIFT除外が日本では大きく取り上げられています。代表的なものはこのような記事です。しかし、これもフェイクニュースです。ロシアはSWIFTから除外されてはいません。一部の銀行を決済できないようにしただけです。ロシアがSWIFTから除外されればロシアから何も買えなくなります。資金決済ができなくなるからです。

ロシア軍がキエフの高層住宅をミサイル攻撃したのもフェイク

ウクライナ・キエフの高層住宅をロシアがミサイル攻撃したというのはウクライナ軍の自作自演です。実際にはウクライナ軍が自国の民間住宅をミサイル攻撃しています。このロイターの動画を見ればわかります。ミサイルを高層住宅に向けて打込む瞬間を捉えるために事前にカメラを向けてあったはずです。

 

ミサイルで破壊された部分が非常に小さいことに気づくと思います。これは携帯式地対空ミサイルによるものでしょう。ドイツをはじめ多くのヨーロッパ各国がウクライナへ兵器を送って軍事支援しています。ドイツは対戦車砲を1000、地対空ミサイルの「スティンガー」を500送っています。いずれも携帯式でどこからでも撃つことができます。オランダもスティンガー200、対戦車砲50、ベルギーやチェコも同様に兵器を送っています。映画の「バンデラス ウクライナの英雄」でも使われています。現在の携帯式地対空ミサイル「スティンガー」も対戦車砲「ジャベリン」も非常に性能が良くなっているようです。livedoor NEWS

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