5次元オーリングテスト, 政策

本物の野党誕生!?

新立憲民主党は本物の野党?

野党の立憲民主党と国民民主党が合流して、新しい立憲民主党ができました。自民党に対抗できる大きな塊の野党を結成するということで、立憲民主党と国民民主党が対等な立場で合流し、新党名も投票で決めるということに決定されました。ここまでは通常の流れで、結成される新党はかつての民主党とあまり変わらない野合集団のようなものと思って、あまり気にも掛けないでいました。

ところが、合流を決めた国民民主党代表が自ら私は抜けると言い出した時から異変が起き、結局のところ国民民主党は分裂となりました。何故、合流できなかったのか。それは合流新党の綱領(案)(pdfをダウンロードしてご覧ください。)が合意に至らなかったからです。旧民社党の流れをくむ国民民主党としては絶対に呑むことにできない条項が綱領案に含まれていたからでした。労働組合の連合の主導権を握っている電力総連や自動車総連の代表である議員たちには、労働組合の支持なしでは当選できなくなるからです。さらにこれら労働組合は消費税増税の推進派でもあり、消費税減税に反対の立場にあります。この点について詳しくは以前のブログで解説しました。東京電力などの原発を所有している電力会社は、新立憲民主党の一日も早い原発ゼロ政策には反対でしょうし、トヨタなどの輸出で消費税を受け取って儲けている大企業にとっては、消費税減税はあり得ないことでしょう。自民党は社会保障を充実させるために消費税増税は必要で、今後も増税の必要があると言っています。しかし、これは全くの嘘で目的は大企業と富裕層の減税のためのものであることも以前のブログで証明しました。

新立憲民主党の綱領案を読めば、現在の日本国憲法を守るだけではなく、憲法を実現して、国民がみんなで幸せになろうとうたっています。簡単にまとめると 綱領の2.私たちのめざすもの(ア)憲法の実現、(イ)ジェンダー・障碍・雇用形態・家族構成などによる差別のない自由な社会の構築、(ウ)自然環境との調和をはかり、原発ゼロ社会を一日も早く実現、(エ)目先の経済効率を求めて投資するのではなく、人に投資をして一人ひとりが幸福を実感できる社会の確立、(オ)生涯を通じた学びの機会確保と安心できる社会保障制度の確立、(カ)情報公開を徹底し、真の地方自治の確立[自民党政府は都合の悪い公文書は断裁機にかけるか存在しないと強弁](キ)日米同盟を軸に世界の国々とともに、国際社会の平和と繁栄に貢献、となっています。まだ政策が出ていないので、政策についてはわかりませんが、綱領案は点数を付けるとすれば私としては100点満点です。

数十年来の本物の野党誕生に、自民党はかなりの危機感を持っているはずです。そのため、自民党は早急に対応策を取っています。一見すると表面上は代表も変わっていないので、依然同じと国民に思わせるためにマスコミや評論家を動員しています。時間が経てば、新立憲民主党は党名も代表も同じでも、全く別の政党であることが国民にバレてしまわない内に総選挙をするのではないかと思います。5次元オーリング・テストで確認すると解散総選挙が10月の確立93%とでます。国民民主党の一部議員が新立憲民主党に加わらないことによって、突然未来のタイムラインの確率は変わりました。木の枝でいえば細い側の枝の方へ進んでしまったため、その先が変わってしまったということです。

この木をタイムラインと考えてください。そして現在をこの木の根元の幹の所と考えましょう。すると非常に多くの過去のタイムラインから現在に至り、現在からまた無数の未来のタイムラインに分岐して行っていることが分かると思います。ある時点で非常に細い方(確率的に非常に少ない)へ進むことも分かるのではないでしょうか。また右側の中程で枝がクロスしている所がありますが、このように突然別のタイムラインへワープすることもあるそうです。

この先、総選挙で新立憲民主党と日本共産党、れいわ新選組が政策協定を結んで、各選挙区で立候補者を一人に絞った場合は、真の野党が政権をとる可能性が高くなります。もし日本共産党の綱領にある民主連合政府が実現すれば、戦後の社会党による1947年の片山内閣(片山哲も田中角栄、小渕恵三と同じく脳梗塞様症状で辞職しています。期間1年9ヶ月)以来、73年ぶりの政権となります。野党統一候補を出せば十分可能性があります。この場合も細い枝の方へ進むことになるでしょうが、その太さはあまり変わらなくなるのではないでしょうか。自民党は必死にマスコミや御用評論家を使って、前の民主党と同じと宣伝してくるものと思われます。最近ではSNSも活用して負のイメージの拡散も激しくなることでしょう。自民党の危機感の現れです。もし菅政権(ほぼ決まりですが)であれば二階氏を排除しない政権になります。デカップリングのできない政権は短命に終わることになるはずです。

※私たちは、この政局を注視していく必要があります。お知り合いの方へ記事の転送をお願いします。

※アイキャッチ画像は立憲民主党代表枝野幸男のオフィシャルサイトのトップ画像です。

コメントを残す