COVID-19

GoToトラベルと換気

GoToトラブル・キャンペーン

日本政府によるGoToキャンペーンは、多くの新型コロナウイルス感染者と死者を出して、ようやく一時停止となりました。このGoToトラベルキャンペーンはGoToトラブルキャンペーンともいえる酷いもので、感染予防に心がけるよう国民に呼びかけると同時に、感染拡大を促進する人の移動を、国民の血税を使って一部の旅行業者にお金を流入させるものでした。車であればブレーキとアクセルを同時に踏むようなものです。菅総理の頭の構造は理解できるものではありません。スウェーデンのように老人を淘汰する一石二鳥を考えているのかもしれません。海外では感染拡大防止のためにロックダウンまでしているときに、移動を促進させるのは菅総理のボスである二階俊博とその仲間であるデービッド・アトキンソンへ、国民の血税を資金移動するために行われてきました。急激な支持率の低下に焦った菅総理はボスの二階俊博に相談もなくキャンペーンの一時停止をしてしまい、二階氏に呼び出されて怒られてしまいました。GoToトラベルキャンペーンは旅行しない国民から旅行する国民にお金が移動するのですが、この時に特定の旅行業者が利益を上げる仕組みになっています。菅総理は経済対策と言いましたが、もっと別の多くの困っている国民に対する有効な経済対策に使えたはずです。GoToキャンペーンの予算は1兆7000億円、税収の約3%です。

新型コロナウイルス感染対策としては換気が最も重要

菅総理は繰り返し感染予防を国民にお願いしていますが、具体的には何も言いません。飲食店では消毒液でテーブルなどを拭いている映像とともに、徹底した感染予防に心がけてお客様を待っていると話しています。そして透明スクリーン・シールドもあります。しかし換気について話している店主を見たことがありません。最も重要なのは換気です。空気中に浮遊している新型コロナウイルスは3時間その感染力を失いません。新型コロナウイルスに感染した人(本人に症状が現れる以前にすでに排菌しています)の吐き出す呼気は周囲に漂います。しかしその空気中のエアロゾルは人間の目では見ることができません。そこでその人間が吐き出した息が周辺にどのぐらい漂っているかを可視化できる装置がCO2量測定器です。人の呼気にはCO2が必ず含まれていますので、そのCO2量を測定することで、その場所の換気が適切に行われているか測定できます。すなわちCO2量の増加は、新型コロナウイルス量と相関関係があるということです。誰でも知るようになった3密、政府が真っ先に挙げているのが密閉です。GoToキャンペーンで換気が問題となるのは、移動のために使う公共交通機関と飲食店などの閉鎖空間での換気量です。この換気が十分であるかどうかCO2濃度測定器を使って測りましょう。特に飲食店ではマスクを外しますので、自分の周囲の換気量を測定することが感染防止に大切です。

このCO2濃度測定器は、私が購入した10年前は、安いものでも2万円位でしたが、今は5000円台のものもあり安くなってきました。最近はUSB接続、バッテリー内臓で、簡単にどこでも持ち運びができます。

CO2濃度は700ppm以上が換気不十分で要注意となります。1000ppmが限界でこの値を超えると眠気を催すようになってきます。内閣官房から各省庁へ向けて飲食店では1000ppm以下を保つように事務連絡が出されています。700ppm以下を維持している飲食店であれば、換気が十分で比較的安心できる店舗と言えます。またバスや電車などの公共交通機関も調べてみて、1000ppmを超えるようであればその利用を控えるべきでしょう。いまは感染防止に最も重要なのは換気です。

5000円台の二酸化炭素濃度測定器

こちらの測定器は私が2台目として購入しました。周囲の空気を取り入れやすいように通気が工夫されています。数値も大きく明るいので、暗いところでも見やすくお勧めです。

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