健康

慢性疲労症候群(CFS)の原因と治しかた(下)

増え続けるグリホサートの使用量

次のグラフは有機農業ニュースクリップによるグリホサートの年間出荷量のグラフですが、今世紀に入ってから急激に増えています。

グリホサートの神経毒性

慢性疲労症候群(CFS)はグリホサートの神経毒性が原因となっています。こちらの記事(週刊金曜日オンライン)も参考になります。

慢性疲労症候群は化学物質過敏症

慢性疲労症候群(CFS)は化学物質過敏症の一種です。したがって化学物質であるグリホサートを含む小麦製品を避けることが慢性疲労症候群(CFS)の治し方になります。小麦製品を食べないで数か月もすれば楽になることが体感できるはずです。

輸入小麦にはプレハーベスト(収穫前の栽培植物に農薬を使用すること)としてグリホサートが使用されています。省力化栽培を目的として、収穫した小麦に雑草の種が混じり込むことによる品質低下や、自然乾燥と違っていっせいに枯らすために使われます。

グリホサート規制を始めた諸外国に対して、逆に規制を緩めた自民党政府

輸入小麦のほぼすべてにグリホサートが残留しています。そしてグリホサートの危険性が報告されるようになり、世界の国々で規制を始めると、なぜか自民党政府は逆に規制を6倍も緩和しました。この点でも自民党はグローバル企業の利益優先で国民の敵であることがわかると思います。

市民団体「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」(代表 天笠啓祐氏)は、2018年10月に行った小麦粉に含まれるグリホサート残留検査を行っています(分析:農民連食品分析センター)。

その結果は

このように国産小麦以外はほとんどグリホサートが含まれています。慢性疲労症候群(CFS)は化学物質過敏症ですので、よく言われる「香害」(総社市ホームページ)のようなもので特定の一部の人が発症します。しかし「香害」と同じく、いつ自分が発症するかわかりません。体内へのグリホサート摂取量が増えると、ある日突然発症します。

国産小麦の有害性

ここで注意が必要です。国産小麦にはグリホサートは残留していませんが防カビ剤の農薬が残留しています。もともと日本は縄文の時代から米の産地です。小麦は乾燥した、中央アジア・ヨーロッパが原産地ですので、温暖多湿の日本で小麦を栽培するには限界があります。

日本が栽培適地ではない小麦には赤カビ病が発生します。このカビ菌から産生されるカビ毒による嘔吐や下痢など食中毒が発生しています。またこのカビ菌は日本では江戸時代までは発生しておらず、うどんも良く食べられてきました。しかしこのカビ菌は明治時代になって初めて発生が確認されています。小麦の品種改良によるものと思われます。日本ではこの赤カビ病の発生を農薬なしで防ぐことはできません。(Newsweek日本語版

写真のように赤カビ病に汚染されていても目に見えない場合があるからです。

化学物質過敏症ではない人にとっては防カビ剤の方が健康にとって有害ですので、まだグリホサート入りの方がましでしょう。輸入小麦は政府がそれぞれの国から一括して買い付けます。米国産・カナダ産・オーストラリア産が混合されて製粉します。

いずれにしてもまだ化学物質過敏症になっていない人は、小麦製品を食べる量をなるべく少なくするのが安全です。日本人は1990年の5倍ほどの量の小麦を消費しています。現在の小麦はグルホサート入りですので、まずは食べる量を5分の1に減らしましょう。

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