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胃薬を飲むと胃癌になる?

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最もよく処方されている胃薬は長期間飲んではいけない

最近は健康診断でもピロリ菌の検査が行われるようになってきましたが、このピロリ菌を除菌しても胃がんになることが判明しました。胃がんの原因はピロリ菌だけではありません。

胸焼けがする、胃が痛くなる、などや逆流性食道炎、胃炎、十二指腸潰瘍などで胃薬を飲んでいる方もおられることでしょう。香港大学教授のWai Keung Leung氏らの研究が、2017年10月31日の「Gut」オンライン版に掲載されました。

この研究によると香港の医療データベースに登録された2003年から2012年にピロリ菌を除菌した成人6万3,397人のデータを解析しました。その結果胃薬のプロトンポンプ阻害薬(PPI)を服用していた平均7.6年間で長期間服用するに従って胃がんの発症リスクは増加していました。1年以上の服用で5.04倍、2年以上の服用で6.65倍、3年以上で8.34倍と非常に胃がんになるリスクは高くなります。

 

 

PPIにはオメプラール、パリエット、タケプロンなどがあります。これらの胃薬は非常によく効きますので、最近は病院でよく処方されるようになりました。また以前病院でよく処方されていた胃薬のH2レセプター拮抗薬(ガスターなど)についても同時に調査を行っていますが、長期服用と胃がんの発症リスクには増加関係は認められないという結果でした。今では薬局でも買えるようになったガスター10の方が安心かもしれません。

PPIは糖尿病とも関係

また最新の研究ではPPIの長期服用は2型糖尿病のリスクを高めることがわかってきました。

さらにPPIなどの胃酸分泌抑制作用のある胃薬は最近増加している膵臓がんの発生原因となっている可能性があります。