ウクライナ戦争

ロシアのウクライナ侵攻 その目的とは =上=

様々に語られるロシアの侵攻理由

ロシアがウクライナに侵攻した理由が様々に語られています。「ウクライナがNATO加盟を目指している」からというのが欧米諸国の主たる理由となっています。ロシアのプーチン大統領は侵攻の理由を「ウクライナ東部2州をウクライナのファシスト政権から解放する」ことにあると発表しました。しかし、これらの理由は真の理由ではありません。目的は「先進国の国民が食べていけないようにする」ことにあります。

戦争劇場

現在見せられているのは、戦争劇場ともいえるものです。プーチンが悪役、ゼレンスキーが善玉、バイデンがそれを助ける役柄、そしてG7の各国は脇役です。プーチン、バイデン、ゼレンスキーの3者は内通しています。そしてこの戦争劇場のシナリオは、クラウス・シュワブのWEF(世界経済フォーラム)が作っています。

グレート・リセット

最近では一般にも知られるようになった「グレート・リセット」は、去年の「ダボス会議」における年次総会のテーマでした。現在の資本主義経済、金融システムを完全に崩壊させて新たな経済・金融システムを作る必要があるというものです。今年もWEF年次総会が5月22日から26日にスイスのダボスで開催されました。ハイライトセッションで、ウクライナのゼレンスキー大統領も特別演説を行っています。

ターニングポイントの歴史

今年のテーマは「歴史のターニングポイント」です。今年を境に世界の歴史を転換させようとしています。このままでは、未来にこの時代を振り返った時に「時代が大きく動く転換点だった」ということになりそうです。

プーチンの戦争が本気ではない証拠

ロシア軍の行動が非常にちぐはぐ:自衛隊の最高指揮官である統合幕僚長(制服組のトップ)だった河野克敏氏は、ロシア軍のウクライナ侵攻が始まった当初から、ロシア軍の行動に違和感を覚えていました。

  1. 兵站は戦争を行う場合は基本中の基本であるにもかかわらず、ウクライナの首都キエフを目指していたロシア陸軍は、軍事演習からそのままキエフに向かわせ、兵站が行われていなかった(河野氏談)ようです。しかもプーチン大統領と軍との意思疎通が取れていないのでは?(河野氏談)と疑われていました。
  2. 陸軍が軍事行動をとるときには、一方的に地上軍が攻撃を受けないように空からも連携して進軍するのが常識(河野氏談)だそうです。ロシア空軍の活動も異常に低調なことを不思議(河野氏談)がっていました。
  3. 侵攻が始まって間もなく、次々とロシア軍の指揮官が殺害されています。部隊のトップが戦争の前線に行くことはない(河野氏談)そうです。指揮官20人のうち7人が侵攻が始まって間もなく次々と殺害されます。現在時点で、ロシア軍の高級将校は150人以上が死亡しています。誰が戦争現場の指揮を執っているのか?という状態です。このようなことは通常あり得ない(河野氏談)と、首をかしげていました。しかも不思議なことに、その内2人は、行っているはずのない首都キエフ近郊で殺されています。4月12日にドゥボルニコフ氏が決定されるまで、司令官なしです。これはこの戦争でロシアが勝って、ウクライナを占領下に置くことが目的ではないからです。河野氏は「軍の運用では絶対にやってはいけない逐次投入」をしている(河野氏談)と話しています。彼ら戦争のプロである司令官がいてはすぐに戦争が終結してしまいます。

つづく

 

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