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新型コロナワクチン接種 遺伝子組換え人間になりますか

遺伝子組換え植物の作り方

この図は「サルでもわかる遺伝子組み換by安田美絵」より拝借したものです。この解説が分かりやすくよくできていますので、この解説をもとに説明していきます。

1.アグロバクテリウムという細菌から、ベクター(運び屋)DNAといわれるプラスミドを取り出します。プラスミドは細胞内に核の遺伝子とは独立して存在し、自己増殖して子孫細胞に情報を伝えることができます。

2.プラスミドの一部を切って組み込みたい遺伝子をつなぎます。

3.アグロバクテリウムの中に合成したプラスミドを戻します。

4.そのアグロバクテリウムを目的とする作物に感染させます。

5.プラスミドが植物体の細胞内に入ることによって、遺伝子組換え作物が出来上がります。

しかしここで問題があります。この組み込まれた遺伝子がDNA鎖のどこに組み込まれるか、指定する技術が今のところありません。そのため遺伝子が組み込まれた場所によっては、どのような作物になるかわかりません。

作物における遺伝子組換え技術の応用は、どんなことが可能になるでしょうか。

虫がその作物を食べると虫の消化管が破壊される。

通常では何代もかけ合わせて何十年もかかった有用作物の選別がすぐできるようになるとともに、虫が食べるとサソリの毒で死んでしまうキャベツや、ほうれん草の遺伝子を豚に入れることによって美味しく栄養価を高めることも可能です。

しかし遺伝子DNA鎖のどこに組み込まれるか分からないため、不育だったり、奇形だったり、有用な作物は遺伝子組み換えでできたものの、ごく一部だけが選別されて使われます。

アストラゼネカのワクチンは遺伝子組換え作物の作り方と同じ

アストラゼネカのワクチンはDNAベクターワクチンで、作物の遺伝子組み換えと同じです。アグロバクテリウムの代わりにサルアデノウィルスが使われています。このアデノウイルスに新型コロナウイルスのスパイク蛋白を作る遺伝子を運ばせます。ワクチンを接種した人間の体細胞の遺伝子に、スパイク蛋白を作る遺伝子が組み込まれますので、死ぬまでスパイク蛋白を産生する人間になります。しかし変異株の新型コロナウイルスは別のRNA配列を持っていますので、変異株のすべてに免疫ができるわけではありません。そこでまた新たな変異株に対応したプラスミドを作ることになります。したがってワクチンを接種するたびに遺伝子組み換え人間の程度が進むことになります。遺伝子組換え人間から産まれた子供も同じ遺伝子を持つことになり、子供も遺伝子組換え人間になります。

しかしプラスミドがDNA鎖の組み込まれる位置を指定する技術が今のところありませんので、どのような副作用が起こるのか、何十年か年月が経ってみないと分かりません。現時点では発がんの可能性だけは想定されています。

ファイザーとモデルナのワクチンも遺伝子が組換えられることがある

ファイザーやモデルナのワクチンはmRNAワクチンで、mRNAは体細胞内でスパイク蛋白を作り出しますが、人間の遺伝子にそのままでは組み込まれることはありません。しかし、レトロウイルスという逆転写酵素を持っているウイルスに感染している人は、その逆転写によってスパイク蛋白の遺伝子配列がDNAに組み込まれる可能性があります。河野太郎大臣も6月24日の自身のブログで「mRNAワクチンが遺伝子に組み込まれることはありません」と言明していますが。レトロウイルスの存在を無視しているようです。レトロウイルスにはHIV(エイズウイルス)、ATL(成人T細胞白血病)などあります。またB型肝炎ウイルスもレトロウイルスではありませんが、逆転写同様の働きを持っています。すなわちファイザーやモデルナのワクチンでも、接種すれば遺伝子組み換え人間になる可能性があるということです。

※逆転写酵素とは(tyotto塾ロゴ【入試頻出‼】レトロウイルスと逆転写酵素って何だ!?)より

エイズウイルスを例に上げると、感染したヒトのDNAに、自分の遺伝情報であるRNAをもとにして作ったDNA配列を組み込む酵素のことです。

つまり、エイズウイルスに感染したヒトのDNAの中には、逆転写酵素によってエイズウイルスの遺伝情報が組み込まれてしまうのです。

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